私はこれで辞めた!入社1年目での主な退職理由

新入社員が仕事に悩んでいる時期にやがて考えるようになるのが、仕事を辞めるという選択肢です。そうした悩みに直面した人が参考にできる情報のひとつに、実際に1年目で退職した人の事例があります。具体的にどういう理由で会社を辞めたのでしょうか?

入社1年目での代表的な退職理由、9選

入社1年目というのはそれまでと生活が大きく変わる、人生における転機のひとつです。慣れない生活に戸惑いながら必死に仕事を覚える過程で、退職を決断する人も少なくありません。

退職に繋がる理由は主に次の3つに大別できます。

  • 仕事自体に関するもの
  • 人間関係に関するもの
  • 環境や待遇面に関するもの

実際に1年目で退職した人たちの具体的な退職理由9つをみてみましょう。

仕事内容とのミスマッチ

ミスマッチとは、相性のよくない組み合わせを指す言葉です。この場合は自分が思い描いていた仕事内容と実際の状態にズレを感じるという意味でのミスマッチです。

要は、思っていたのと違う、こんなはずじゃなかった、などと感じる状態です。この状態では仕事に対する意欲を高く保つことが難しいため、成果も上がりません。

そしてミスマッチの度合いがさらに高くなってしまう悪循環に陥り、結果的に退職へと転じるというケースです。

会社(社風や企業風土、価値観)とのミスマッチ

社風や企業風土、企業が持つ価値観などに対して感じるミスマッチが退職の理由になることがあります。こうした環境面は、入社前の選考段階である程度知ることは可能です。

しかし実際に入社してみてわかることも多く、配属される部署によってもその風土は色合いが変わるでしょう。このケースのミスマッチが深刻な問題になりやすいのは、環境を変えることが難しいためです。

社風や会社側の価値観など簡単に変えられるものではありません。かといって自分の価値観や感じ方を変えることもまた難しいものです。ある意味では仕事内容に関するミスマッチよりも厄介なケースといえるでしょう。

残業、休日の少なさ、労働時間の長さ

労働条件に対して不満を感じて退職を考える人も相当数に上ります。

こうした条件は入社前に確認できるため、問題はないように思えます。しかし入社して実際に仕事をこなしてみると想像以上にハードだったり、ひとつの仕事をこなすのに時間がかかったりという事態が生じることがあります。

その結果残業時間が増えたり、入社前は十分だと思えた休日が少なく感じたりといった不満につながるのです。この問題も短期間に克服するのは容易ではないため、退職を考えるきっかけになりがちです。

給料や福利厚生などの待遇面

待遇面に関する理由も、退職へと気持ちが傾く大きな要素になり得ます。給料や福利厚生といった部分への不満は、どちらかというと入社後ある程度時間が経過した時点で大きくなっていくケースが見られます。

ある程度仕事をこなすようになった段階で、この給料では見合わない、もっと手当を出してほしいといった欲求が高まる傾向にあります。そうした欲求を会社側に伝えても短期間に改善が期待できる場合は少なく、退職に至るケースがあるのです。

上司、同僚、先輩との人間関係【パワハラ、セクハラ】

人間関係に関する理由から、退職を考える人はいつの時代も多いといわれています。

特に近年は上司や先輩からのパワハラ、セクハラといった行為が社会問題ともいえるほど大きく取沙汰されるようになりました。そうした嫌がらせの類は、仕事をするうえで大きな支障をきたします。入社1年目でそのような環境に陥った場合は異動などの措置を申し出ることも難しく、退職に追い込まれるケースは少なくありません。

現場で仕事を教わる上司や先輩、また同じ部署に配属される同僚といった人達とは入社前に接する機会がほとんどありません。

人間関係が初期段階でどうなるかは運によるところが大きく、対策が難しい問題でもあります。

ワタシの転職エージェントでも口コミや感想に記載サれていますが、最近は転職エージェントを使って社内の雰囲気を担当者経由で情報を仕入れて、ミスマッチを防ごうとする転職活動も行われています。

精神的、肉体的に体調を崩した

会社での仕事や人間関係などのストレスにより、心身を病んでしまうことがあります。

うつ病や不眠症、パニック障害などの症状に悩まされる新入社員は多く、精神的、肉体的な不調から、欠勤につながることもあります。そうした状態が繰り返されるようになると仕事の実績もなかなか上げることができず、1年目でも退職という選択肢を考えるようになります。

健康に害をもたらす理由に関して注意が必要なのは、退職すべきか否かという正常な判断もできなくなる恐れがある点です。まずは十分に休むなどして回復に努めたうえで、冷静に判断をする必要があります。

どう考えてもブラック企業

入社した会社が劣悪な労働条件を強制する、いわゆるブラック企業であったという退職理由です。
基本的に会社は面接や説明会で露骨に悪い材料は出さないため、選考段階では想像すらできなかったことが入社後に発覚するというケースもたしかに存在します。長時間労働を強いられる、残業代が出ない、あるはずの休日がなくなる、などのケースです。

そのような違法性の疑われる環境で長く働くことは大きな負荷となるため、ブラック企業を退職していく人は後を絶ちません。そうした理由から社員の平均勤続年数が短く、入れ替わりが激しいことがブラック企業の特徴のひとつです。

他にやりたい仕事がある

入社してみたものの他にやりたい仕事があって退職をするという、どちらかというと前向きな理由です。基本的にはまったく違う職種の仕事がしたい場合に退職を考えることになります。

やりたい仕事が同じ会社内での別の部署というケースもありますが、入社1年目の社員が異動を希望しても叶う場合は少なく、まずは配属された部署での仕事を覚える方向で調整される形が一般的です。

やりたい仕事への情熱が強いほど早期に退職する傾向にあります。

安易な退職はダメだが、1年目での転職を躊躇しすぎる必要はない

石の上にも三年といわれるように、就職した会社で最低3年は勤めたほうがいいとよくいわれます。

理由は単純で、それが業務を遂行するにあたって要求される忍耐力の証明になるからです。仕事を早期に辞めたと聞くと、いかにも忍耐力や辛抱強さに欠ける印象を受けるものです。
その印象は転職活動における面接などでもマイナス評価に直結するため、入社1年目で退職することには誰しも抵抗を覚えるのです。

もちろん安易な気持ちから退職することはよくありません。しかし明確な理由がある場合、必要以上に躊躇することもないのです。特に心身へのダメージが深刻な場合や会社側に明らかな問題がある場合は仕事を続けることで状況が悪化する恐れもあります。

先に挙げたような理由があるとき、退職がそれらを解決する手段となるケースもあります。理由を見つめ直したうえで前向きに検討することが大切です。

会社において入社1年目の社員が退職する理由は様々です。過去の事例も参考にしながら、冷静かつ前向きに考えてみましょう。

 

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